コーポレートブランディングとは何か?
企業イメージを向上させる事でもなく、企業名やロゴデザインを新しいものに変える事でもないのです!!
商品ブランディングと違い、コーポレートブランディングとは企業全体の取り組みになり、コーポレートブランディングとは何か?をメンバー全員が理解することが重要です。
抽象的な概念である「ブランディング」にはコーポレートブランディングとは何か?
というベースと目的は何か?という共通の認識が必要です。
コーポレートブランディングとは
企業が存在する社会的な目的と、そこに向かう一貫性のある取り組みや姿勢を明確にしていくことで、
消費者(顧客)、従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関などの感情移入を促し、味方につける取り組みです。
ビジネスを通して社会をより良く変える
「あなたの企業は、商品やサービスを通してどのような社会を創りあげるのか?」という「企業目的」に「社会」や「顧客」は関心があり、「売上高」「営業利益額」ではないのです。
コーポレートブランディングの効果
コーポレートブランディングに取り組み、ビジネスをしていると銀行や株式市場の金融関係から「期待」あるいは「信頼」という名の感情移入が獲得でき、有利な資金調達が可能になるでしょう。
今後日本国内では労働人口が減少し、採用難になると言われています。
現在の企業が一番悩んでいるのは「人材」です。
優秀な人材は、常に「自分のスキルで何ができるか?」を考え、「価値観や志の共鳴できる仲間がいるか?」を基準に判断する人が多い。
コーポレートブランディングを通して企業が存在する社会的な目的と、そこに向かう一貫性のある取り組みや姿勢を示すことによって優秀な人材からの共鳴を獲得できるのです。
では従業員はどうでしょう?
売上をいくらにするぞ!!という目的よりも自分たちのビジネスは、世の中をより良い場所に変えることを目的としているんだ!!と言われた方が、仕事に対する充実感や誇りになるでしょう。
また、それは従業員だけでなく、顧客からも共鳴を獲得できるでしょう。
このようにコーポレートブランディングに取り組むことによって組織文化の構築ができ、質の良い循環が期待できるのです。