
ホームページに実績やお客様の声を載せているのに、問い合わせにつながらない。そう感じている経営者は少なくありません。名古屋で中小企業のWeb制作に関わる中で、私たちがよく目にするのは、実績もお客様の声も「載せているだけ」で終わっているケースです。件数や取引先ロゴを並べても、読み手の判断材料にはなりません。今回は、なぜ伝わらないのか、そしてどう改善すればよいのかを、名古屋のWeb制作会社の視点から整理します。
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なぜ実績やお客様の声が「伝わらない」のか
実績ページやお客様の声のコーナーを見ると、多くの場合「実績件数◯◯件」「取引企業一覧」といった情報が中心になっています。これは会社側からすると誇れる情報ですが、読み手である見込み客からすると、自分の課題が解決するかどうかの手がかりにはなりにくいのが実情です。件数やロゴの数は、実績の「量」を示すことはできても、「質」や「自分との関連性」までは示せません。

件数やロゴの羅列は自慢に見えてしまう
「実績多数」「大手企業との取引あり」という表現は、書き手にとっては信頼の証のつもりでも、読み手からすると単なる自慢話に映ってしまうことがあります。特に中小企業の経営者は、自社と規模や業種が近い会社の話を求めている傾向があります。大手の事例ばかりが並んでいると、「うちみたいな小さな会社には関係ない話かもしれない」と感じ、そのままページを離れてしまうことも考えられます。

読み手が本当に知りたいのは「自分と似た状況」の話
問い合わせを検討している人が本当に知りたいのは、件数やロゴではなく、「自分と似た状況の会社が、何に困り、なぜこの会社を選び、どうなったか」という具体的な流れです。ここが抜け落ちていると、実績やお客様の声はただの一覧になり、判断材料として機能しません。逆に言えば、この流れを丁寧に描くことができれば、実績紹介は問い合わせを後押しする重要なコンテンツになり得ます。

伝わる事例の型「課題→選んだ理由→結果」
事例やお客様の声を作成する際は、次の順序で構成することを意識するとよいでしょう。
1. 課題:依頼前にどのような悩みや困りごとを抱えていたか。できるだけ具体的に、当時の状況を描写します。
2. 選んだ理由:数ある選択肢の中で、なぜその会社・サービスを選んだのか。決め手になった点を明確にします。
3. 結果:依頼後、実際にどう変わったのか。数字が出せる場合は事実に基づいて示し、出せない場合は業務や気持ちの変化を具体的に伝えます。
この順序で語ることで、読み手は自分自身の状況と重ね合わせながら読み進めることができます。事例は自社の宣伝ではなく、読み手の意思決定を助けるための材料として作るという意識が大切です。

お客様の声の集め方と載せ方のポイント
お客様の声を集める際は、抽象的な感想だけで終わらせないことが重要です。「良かったです」「満足しています」といった一言だけでは、読み手には具体性が伝わりません。可能であれば、依頼前の状況、依頼の決め手、依頼後の変化について、簡単なインタビュー形式で聞き取ると、内容に厚みが出ます。
また、掲載にあたっては必ず本人・企業の許諾を得ることが前提です。社名や個人名、写真を掲載する場合は、どこまでの範囲で公開してよいか事前に確認し、書面やメールなど形に残る形で同意を得ておくと、後々のトラブルを防げます。匿名希望の場合でも、業種や規模感など差し支えない範囲の情報を添えることで、読み手が状況をイメージしやすくなります。
捏造や誇張は信頼を壊すため厳禁
事例やお客様の声を「もっと魅力的に見せたい」という気持ちから、話を盛ったり、実際にはなかった発言を加えたりすることは避けなければなりません。捏造や誇張は、発覚した際に会社全体の信頼を大きく損なうリスクがあります。実際にあった事実を丁寧に伝えることの方が、長期的には信頼につながります。数字や成果を示す際も、事実として確認できる範囲にとどめ、誇大な表現は使わないよう注意が必要です。
まとめ
実績やお客様の声が問い合わせにつながらない背景には、件数やロゴの羅列だけで終わり、読み手にとっての判断材料になっていないという課題があります。大切なのは、「課題→選んだ理由→結果」という流れで、自分と似た状況の読み手が共感できる形に整えることです。声を集める際は具体性と許諾を意識し、誇張や捏造は避け、事実に基づいた内容を丁寧に伝える。この積み重ねが、実績紹介を単なる自慢の一覧から、問い合わせを後押しするコンテンツへと変えていきます。
実績やお客様の声の伝え方を見直しても「何をどう改善すべきか判断がつかない」というご状況でしたら、お気軽にご相談ください。大和では、貴社のホームページに今必要な改善を一緒に整理し、読み手に響く事例の形作りからサポートしています。



